先天性の眼瞼下垂
今回のテーマは眼瞼下垂ですが、年齢に関係なく発生する可能性があります。実際、若い人でも発症することがあります。
まずは、先天性の眼瞼下垂があります。
これは生まれつき、まぶたを上げる筋肉、特に眼瞼挙筋が弱かったり薄かったりする場合に起こります。このため、まぶたを上げる力が弱いために眼瞼下垂が生じることがあります。
また、両目の方や片方だけの方もいます。
目を擦る、コンタクト使用にも注意
そして、目を擦る癖のある方もいます。このような方は、無意識に目を擦ることで皮膚炎やアトピーなどの症状がある場合、若くても眼瞼下垂が発生しやすくなる傾向があります。
さらにもうひとつ、コンタクトレンズについてお話ししましょう。
特にハードコンタクトレンズを使用する方は、外す際に上瞼を引っ張ってコンタクトを外すことが多いと思います。このときに、先ほど言及した眼瞼挙筋が引っ張られることになります。

長年にわたってハードコンタクトレンズを使用していると、眼瞼下垂が起こりやすくなる傾向があります。最近ではディスポーザブルのソフトコンタクトレンズも増えてきていますが、それでも若い人であっても、先天性に起因する眼瞼下垂や擦る癖のある方など、症状が出ることがあります。
治療については、若い人の場合、本人が特に困っていない場合はそのままでも大丈夫だと思います。ただし、気になる場合は専門医に相談することをおすすめします。

他にも症状があります。例えば肩こりや頭痛など、生活や勉強・仕事に支障をきたす症状がある場合、手術が必要になることがあります。若い人でも手術を受けることはあり得るのです。
ただし、見た目の問題だけで手術を行う場合、保険が適用されないことがあります。
たとえば、軽度の眼瞼下垂で見た目を改善したいという場合は、保険適用にならないことがあります。そのため、程度に応じて保険が適用されるかどうかを判断する必要があります。
以上が、眼瞼下垂の基本的な症状についての説明でした。